代表挨拶

代表取締役 玉田勝博

紙メディアは無限の可能性を秘めて、さらなるステージへ

  • 実感する言葉は、紙でさらに引き立ち、永久に記憶に残る。
  • リアリティある言葉ほど、嘘をつけない紙がふさわしい。
  • 美しい言葉は、紙によって“最高の心”がこもったものに変わる。

パソコンやスマートフォン等の普及により、伝達手段が多様化しているものの、まさに紙でなければ伝えられない、伝わらないこと、紙があるからこそ伝えられ、伝わることもあります。デジタル社会の到来でも、紙の良さは変わりなく存在感を発揮しています。

手に取りやすく、目に飛び込み、頭に入りやすい“紙の本”

わが国にもたらされた文字・活字文化は、知識・教養・思考力の積み重ねによって知的で心豊かな国民生活や活気に満ちた社会に貢献してきたのではないでしょうか。

昨今、誰もが日常生活で当たり前のように文字・活字に接しています。わたしは、物心ついた時から紙や紙の本で情報や知識を得てきました。文字・活字のない世界だと、教科書・新聞・本などは存在しなかったことでしょう。また、文明社会も築かれることはなかったでしょう。本は文字が中心となり、紙を束ね、装丁し、さまざまな内容や情報を伝えるコンテンツです。内容ばかりではなく外見も、「美しい」とか「面白い」という要素が含まれるトータルデザインであります。そこには、「手にとって読んでみてください」というメッセージが込められています。そして、紙の本ならではの質感・感触、はたまたインクのにおいまでも感じることができます。

近年では、従来の「紙の本」のみならず、デジタル化の時代の要請に対応した「電子書籍」なるものが登場しました。まさにこれからは、アナログからデジタルへ全面移行が開始されたのでしょうか。

アナログデジタル化へ ~アナログなくしてデジタルなし~

科学技術の発展で、「紙から電子」へとデジタル化の動きが加速しております。近年、「紙離れ」や「紙不要論」が叫ばれている中、2024年の本格導入を目指すデジタル教科書について、当時の文部科学大臣が「紙と当面併用」との見解を示し、デジタル教科書に全面移行することはなくなりました。そして、今後「紙の見直し」や「紙必要論」が復活し、紙の教科書がメイン教材となり、デジタル教科書は副次的な効果を生むサブ教材の扱いになると予測されます。その理由は、デジタル教科書の単独使用の場合、子どもの学力低下が懸念されているからです。パソコンなどのデジタルを駆使したツールは、利便性があって人間の脳を刺激するものではありますが、その反面、人間の脳は機械と違ってアナログ的なものなので、記憶が脳になかなか定着しません。つまり技術の進歩と文字・言葉の発達段階とでは、必ずしも一致していないのです。

これからのグローバル社会で求められるものは何でしょうか。その答えは、紙メディアの中に隠されているのではないでしょうか。そこで、まず「話す」「聞く」「読む」「書く」の言語能力をアナログ(脳の創造力・紙が育む記憶力)で磨き、感情・意見・知識・考えなどを上手に伝え合うコミュニケーション能力を高めることです。それにより、今世界が求めている「問題解決能力の課題」に十分対応できるのではないでしょうか。

このように、紙メディアこそが人間を最も成長させる最高のツールであり、教科書であると考えております。